舞鶴演劇サークル谺(やまびこ)

京都府北部の舞鶴市を中心に活動する、演劇サークル谺(やまびこ)

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舞鶴市民新聞 2011年6月3日

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市民劇団が旗揚げ公演 舞鶴演劇サークル「谺(やまびこ)」 高校生から70代までの団員、けいこに励む 6月12日、総文小ホールで民話劇など上演  市民でつくる舞鶴演劇サークル「谺(やまびこ)」(粕谷美枝子代表)の旗揚げ公演が6月12日、浜の総合文化会館小ホールで行われる。演目は民話劇「おこんじょうるり」と劇団員が脚本を書いた「三人の強盗(ワル)」。初舞台に向けて、劇団員たちはけいこに励んでいる。入場無料。 市民の演劇活動が途絶えていた舞鶴で、演劇好きの市民らが集まり、昨年2月に同サークルが結成された。現在、劇団員は20人。高校生から70代までと年齢層が広く、職業も主婦、看護師、保育士、介護福祉士など様々。毎週火、金曜日の夜、福知山演劇サークル「わっぱ」代表の日比野修三さんの指導を受け、けいこを続けてきた。 旗揚げ公演では、劇団員全員で俳優はもちろんのこと、裏方の大道具・小道具の製作から音響・照明も行う。特に一幕13場と場面展開の多い「おこんじょうるり」では、背景のお城や屋内、風景などベニヤ板や段ボールに描いた。衣裳は「わっぱ」から借り受ける。 演目の「おこんじょうるり」は、村人からあいそをつかされたイタコばばさまと、ばばさまから食べ物をもらったキツネが恩返しする人情話。日比野さんの演出で、劇団員たちも各場面での動きや台詞などに意見を出し合って芝居の完成度を高めている。 ばばさま役を演じる上安の主婦、仲井玲子さん(44)は、福知山共栄学園高校3年の娘の笑美子さん(18)に誘われて入団。芝居にはまったくの素人だが「劇団員全員のチームワークで演じる舞台をみてほしい」と話す。 仲井さんは、笑美子さんが出演する「三人の強盗」の脚本を書いた。団員の山崎章さんの演出で、元OSKの松平夏奈さんが特別演技指導している。 開演時間は、昼の部は午後3時、夜の部は午後7時。 【問い合わせ】電話64・5046、粕谷代表 写真=旗揚げ公演に向けけいこする劇団員

舞鶴市民新聞 2010年3月30号

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市民ら集まり舞鶴で初の劇団「谺」旗揚げへ 4月の初公演に向けけいこ、メンバー募集中!  舞鶴で初の劇団旗揚げをめざして、舞鶴演劇サークル「谺(やまびこ)」(粕谷美枝子代表)が結成された。役者をはじめ照明、音響など裏方を希望する市民が集まり、4月の初公演に向けてけいこに取り組んでいる。 市場で喫茶店を営む粕谷代表は、観劇が趣味で、「舞鶴にはない劇団をつくり、芝居をやってみたい」と思い立ち、友人や知人に呼びかけ、今年1月にサークルをつくった。現在、メンバーは高校生から60代までの主婦や会社員ら11人。女性9人で、男性は2人だけ。 演劇の指導は、45年の歴史のある福知山演劇サークル「わっぱ」の代表で演出を担当する日比野修三さんに依頼。けいこは毎週火曜日午後6時半~同9時まで、浜の総合文化会館研修室で行っている。 メンバーのほとんどは芝居の経験がなく、目下、発声練習に取り組んでいる。ストレッチ体操で体をほぐし、腹式呼吸を行い、それぞれ活舌をスムーズにするため、文章を大きな声で読み上げる。芝居の上演に向け、熱意を込めて声を出している。 初公演は4月中旬を予定、近く日比野さんに演目や配役を決めてもらい、本格的な芝居のけいこに入る。メンバーの介護福祉士、森津真理子さん(53)=亀岩町=は「子育ても終わり、何かやってみたいと入りました。福祉施設で上演して、お年寄りに見てもらえたらと思います」と話す。 粕谷代表は「何もないところからのスタートですが、将来大きな舞台で演じたい」と夢を膨らませている。 現在、メンバーを募集している。高校生以上の男女で、演劇に興味のある人。経験は問わない。 【問い合わせ】電話62・4764、粕谷代表
写真=発声練習に取り組むメンバー

毎日新聞に掲載されました 2016.10.20

舞鶴市の市民劇団「舞鶴演劇サークル谺(やまびこ)」の第6回定期公演「ランナウェイ」(作・足立義則、演出・清水恵美)が21、22両日、舞鶴市浜の市総合文化会館である。市民劇団の解散の危機と再生を、劇中劇も交え描いた作品で、出演者は自らの演劇への情熱を登場人物に重ねながら、最後の稽古(けいこ)に励んでいる。


 谺は、演劇好きの市民らが2010年に結成。現在メンバーは小学生を含む20人で、毎年の定期公演、福祉施設などへの出張公演を続けている。

 今回の劇は、劇団「ランナウェイ」とその活動拠点である喫茶店が舞台。主宰者であるマスターは、共に劇団を担ってきた妻の死のショックで活動を休止する。3年後、立ち直ったマスターは仲間たちに活動再開を呼び掛けるがなかなか足並みがそろわない。マスターは、時折出現する亡妻の面影に励まされながら皆をまとめ“最終公演”の準備を進めるが−−、という筋書き。

 主役のマスターを演じる春山正一さん(63)は、自身も8年前に病気で妻を亡くした。「仕事も生活も支え合った妻の死から立ち直るまで、長い時間がかかりました。初めての主演でこの役に巡り合えたことに運命を感じます」と、“分身”を演じることに意気込みを見せる。白昼夢となってマスターを励ます妻明子役で、「谺」代表の粕谷美枝子さん(67)は「夫や劇団のみんなを支える明子のキャラクターを膨らませました。演劇好きメンバーだからできるお芝居ですので、多くの人に私たちの情熱を見てほしい」と呼び掛けている。

 入場無料。開演は21日が午後7時、22日は午後1時。問い合わせは粕谷さん(0773・64・5046)。

ニュースサイトで読む: https://mainichi.jp/articles/20161020/ddl/k26/200/494000c#csidx80ecc85867c1406a93decf1736d7428 Copyright 毎日新聞

京都新聞 2010年10月19日

【京都新聞Web記事】 ⇒ 元記事

舞鶴初の市民演劇サークル初公演 成長に意欲

京都府舞鶴市で初の市民演劇サークル「谺(やまびこ)」がこのほど、本格的な活動を開始した。高校生から60歳代までのメンバー20人は「来年度には大ホールで本格的な公演を」と練習に熱を入れている。「谺」は1月、市内の有志が口コミやチラシなどで参加を募り、立ち上げた。福知山演劇サークル「わっぱ」の日比野修三代表からアドバイスを受けながら、練習を重ねている。16日には初めての公演を障害者福祉施設「こひつじの苑舞鶴」(舞鶴市安岡)で催した。20分ほどの演劇「たけのこ」をコミカルに熱演し、観客から大きな拍手が送られた。「私たちの発信するものが、お客さんとの間で響きあうようにと名付けた」と代表の粕谷美枝子さん(61)=同市市場=は話し、「福知山や綾部でも公演できるような団体になりたい」と意欲を燃やしている。

舞鶴市民新聞 2010年10月19日

【舞鶴市民新聞Web記事】 ⇒ 元記事

演劇サークル「谺(やまびこ)」 芝居で笑い届ける 「こひつじの苑舞鶴」で初の訪問公演 “夢は総合文化会館大ホール”  市民でつくる演劇サークル「谺(やまびこ)」(粕谷美枝子代表)が10月16日、安岡の障害者支援施設「こひつじの苑舞鶴」で、初めての訪問公演を上演した。庭に生えたたけのこをきっかけに、いがみあう両隣の住人が仲良くなる物語を劇団員たちが熱演し、会場に集った利用者たちの笑いを誘った。 演劇好きの市民たちが市文化事業団の支援を得て、今年演劇サークルを立ち上げた。劇団員は20人。ほぼ全員が演じるのは初めてで、福知山の演劇サークル「わっぱ」代表の日比野修三さんの指導を受け稽古に励む。来年の旗揚げ公演を目指している。 本格的な上演を前に今回訪問公演を実施。全員は一度は舞台に立てるようにとAとBの2グループに分かれ、作品「たけのこ」に取り組んだ。約50年前の昭和のよき時代を舞台設定にし、垣根を境にするアイコとタロウの両家が1本のたけのこから騒動が持ち上がるが、最後は2人が結ばれ垣根も取り払われる物語。この日はAグループの5人の出演者が役になりきって台詞回しと演技をした。 粕谷代表は「きょうはみんな上手にできたと思います。夢は総合文化会館の大ホールや近隣のまちを回って演じることです」と話す。24日は養護老人ホーム「安岡園」でBグループが演じる。 写真=熱演する劇団員たち