【舞鶴市民新聞Web記事】 ⇒ 元記事
市民劇団が旗揚げ公演 舞鶴演劇サークル「谺(やまびこ)」 高校生から70代までの団員、けいこに励む 6月12日、総文小ホールで民話劇など上演 市民でつくる舞鶴演劇サークル「谺(やまびこ)」(粕谷美枝子代表)の旗揚げ公演が6月12日、浜の総合文化会館小ホールで行われる。演目は民話劇「おこんじょうるり」と劇団員が脚本を書いた「三人の強盗(ワル)」。初舞台に向けて、劇団員たちはけいこに励んでいる。入場無料。 市民の演劇活動が途絶えていた舞鶴で、演劇好きの市民らが集まり、昨年2月に同サークルが結成された。現在、劇団員は20人。高校生から70代までと年齢層が広く、職業も主婦、看護師、保育士、介護福祉士など様々。毎週火、金曜日の夜、福知山演劇サークル「わっぱ」代表の日比野修三さんの指導を受け、けいこを続けてきた。 旗揚げ公演では、劇団員全員で俳優はもちろんのこと、裏方の大道具・小道具の製作から音響・照明も行う。特に一幕13場と場面展開の多い「おこんじょうるり」では、背景のお城や屋内、風景などベニヤ板や段ボールに描いた。衣裳は「わっぱ」から借り受ける。 演目の「おこんじょうるり」は、村人からあいそをつかされたイタコばばさまと、ばばさまから食べ物をもらったキツネが恩返しする人情話。日比野さんの演出で、劇団員たちも各場面での動きや台詞などに意見を出し合って芝居の完成度を高めている。 ばばさま役を演じる上安の主婦、仲井玲子さん(44)は、福知山共栄学園高校3年の娘の笑美子さん(18)に誘われて入団。芝居にはまったくの素人だが「劇団員全員のチームワークで演じる舞台をみてほしい」と話す。 仲井さんは、笑美子さんが出演する「三人の強盗」の脚本を書いた。団員の山崎章さんの演出で、元OSKの松平夏奈さんが特別演技指導している。 開演時間は、昼の部は午後3時、夜の部は午後7時。 【問い合わせ】電話64・5046、粕谷代表 写真=旗揚げ公演に向けけいこする劇団員