舞鶴演劇サークル谺(やまびこ)

京都府北部の舞鶴市を中心に活動する、演劇サークル谺(やまびこ)

MAIZURU THEATRICAL CIRCLE

YAMABIKO OFFICAL WEBSITE

毎日新聞に掲載されました 2016.10.20

毎日新聞に掲載されました 2016.10.20

舞鶴市の市民劇団「舞鶴演劇サークル谺(やまびこ)」の第6回定期公演「ランナウェイ」(作・足立義則、演出・清水恵美)が21、22両日、舞鶴市浜の市総合文化会館である。市民劇団の解散の危機と再生を、劇中劇も交え描いた作品で、出演者は自らの演劇への情熱を登場人物に重ねながら、最後の稽古(けいこ)に励んでいる。


 谺は、演劇好きの市民らが2010年に結成。現在メンバーは小学生を含む20人で、毎年の定期公演、福祉施設などへの出張公演を続けている。

 今回の劇は、劇団「ランナウェイ」とその活動拠点である喫茶店が舞台。主宰者であるマスターは、共に劇団を担ってきた妻の死のショックで活動を休止する。3年後、立ち直ったマスターは仲間たちに活動再開を呼び掛けるがなかなか足並みがそろわない。マスターは、時折出現する亡妻の面影に励まされながら皆をまとめ“最終公演”の準備を進めるが−−、という筋書き。

 主役のマスターを演じる春山正一さん(63)は、自身も8年前に病気で妻を亡くした。「仕事も生活も支え合った妻の死から立ち直るまで、長い時間がかかりました。初めての主演でこの役に巡り合えたことに運命を感じます」と、“分身”を演じることに意気込みを見せる。白昼夢となってマスターを励ます妻明子役で、「谺」代表の粕谷美枝子さん(67)は「夫や劇団のみんなを支える明子のキャラクターを膨らませました。演劇好きメンバーだからできるお芝居ですので、多くの人に私たちの情熱を見てほしい」と呼び掛けている。

 入場無料。開演は21日が午後7時、22日は午後1時。問い合わせは粕谷さん(0773・64・5046)。

ニュースサイトで読む: https://mainichi.jp/articles/20161020/ddl/k26/200/494000c#csidx80ecc85867c1406a93decf1736d7428 Copyright 毎日新聞

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